大腸・肛門.com 医療法人社団俊和会 胃・大腸・肛門センター
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今までは少しぐらいムチャをして飲んだり、食べたりしても大丈夫だったのに、最近はすぐに胃もたれ」「胸やけ」を感じるようになった……。
これは、胃が弱ってきたサインです。

健康な胃は、食物を消化するのに必要な「胃酸」と、胃酸から胃粘膜を守る「粘液」の量 のバランスが保たれています。しかし、加齢、体調、食生活などの影響を受けて胃が弱ってくると、粘液の分泌量 が減少し、そのバランスが崩れてしまいます。その結果、胃の粘膜が荒れてしまうのです。それが胃炎であったり、ひどくなると潰瘍に発展します。
また、弱った胃では食べたものをしっかり消化していくための正しい蠕動運動を行うことができません。

これら2つの理由があわさって、胃もたれなどを自覚するようになるのです。




健康な胃
(イラスト1)
弱った胃(慢性胃炎)
(イラスト2)

買ったばかりの新車 

ワックスがはげた中古車



皆様の胃を使い古した車にたとえて申しわけありません。


人間の正常な胃は新車の車のようにピカピカにひかっています。(イラスト1)それは胃の粘膜上に粘液がはられており、胃を守っているからです。(図1)

逆に、加齢などにより胃の粘膜が萎縮するとまるでワックスがはげた中古車のように粘膜が萎縮し粘液量が減ります。(イラスト2)

例えば、道路を走っていて、泥がはねたとします。(イラスト3)


(イラスト3

泥がはねても、ワックスが塗ってあれば、汚れはすぐにとれますが、ワックスがはげていると汚れはなかなかとれません!

泥は日常におけるストレス,暴飲暴食,睡眠不足,飲みすぎ、食べ過ぎ,などです。

正常な胃(ワックスが塗ってある車)ではたいしたことがなくても、粘膜の萎縮が進んでいる胃(慢性胃炎=ワックスのはげた車)では胃に対する負担が大きいのです。



図1

 胃はタンパク質でできています。もし、胃酸やペプシンなどの食べものを消化する物質が直接、胃粘膜にふれると、胃粘膜自身が傷ついてしまいます。そこで、胃粘膜を守るために粘液が分泌され、厚さ0.5mmの薄いベールとなって胃粘膜全体を被っています。

これが車のワックスです。

胃粘膜の表面を被い、胃粘膜を胃酸などの攻撃から守り、
上皮細胞が脱落するのを防ぐ

食物を包みこんで消化を助け、移動をスムーズにする

胃では、食べものを消化するために胃液(胃酸、ペプシン、粘液)を分泌し、「蠕動運動」により食べものと胃液を混ぜ合わせ吸収しやすい粥状にして次の器官である十二指腸へと運びます。
「胃酸」は大変強力な酸(pH1〜2)ですが、胃自身は消化されません。 


それは、健康な胃では胃酸から胃自身を守るために胃の内側の粘膜から「粘液」が分泌され、粘膜を粘液の薄いベールで被っているためなのです。それがワックスです。

 
「胃酸分泌」「粘液分泌」「蠕動運動」これら3つの働きがバランス良く保たれて
はじめて、胃は正常な機能を発揮するのです。



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