沖縄のバイオベンチャー企業が、
手術なしで注射により痔(じ)を治療する新薬を開発
 
2005年3月発売 痔(じ)疾患治療薬「ジオン」
沖縄のバイオベンチャー、レキオファーマ(那覇市、奥キヌ子社長、098・867・ 9114)は、2005年3月をメドに痔(じ)疾患治療薬「ジオン」を発売する。国内のバイオベンチャーでは初の医療用医薬品。開発には約15億円を投じ、15年の歳月をかけた。販売は臨床試験で協力した製薬大手の三菱ウェルファーマが担当する。
 
中国の医薬品をもとに沈殿物を取り除くなどの改良を加え、今年7月に厚生労働省の承認を受けた。1989年からレキオが研究に着手し、95年から三菱ウェルが臨床試験した。
   
内痔核の有力な治療手段となるか?!
日本人の3人に1人が痔と推定されており、うち6割を占めるのが痔核(いぼ痔)。重くなると完治には手術を必要とするが、ジオンは注射で痔核を硬化・縮小させることができる。手術に比べ入院期間も半分以下となる。
 
薬価については2005年3月までに決める。レキオでは「バイオベンチャーの開発意欲をそがないような適切な価格」(奥社長)を希望するが、価格交渉を担当する三菱ウェルが厚労省の示価格が低すぎるとして現時点ではまだ折り合っていない。(日本経済新聞社文面 引用)
 
今後日本でも本剤の発売によって内痔核の有力な治療手段の1つとし専門機関で多用さ れるものと推測される。
   
胃・大腸・肛門病センターの取り組み
当院ではこの方法を積極的に 取り入れ患者様の症状や対話からもっとも良い方法を提供していきたいと考えていま す。しかしまだ臨床段階に際し詳細事項が決定されていない部分が多くあり今後どの ような動向になるか不明な点が多いこと、また適応(すべての痔に適応があるわけで はない)もこれから論議される状態であることをご理解いただきたいと思います。
   
ジオン注が可能な医療機関
■ジオン注による治療が可能な医療機関をご紹介しております。
内痔核治療法研究会
■ジオン注による治療が可能な病院です。
寺田病院 胃・大腸肛門病センター
   
 
[関連文献]
『痔治療の新薬で大臣賞 経産省が起業家表彰

経済産業省・中小企業庁は14日、起業を目指す人のモデルとなるベンチャー企業 の経営者ら16人を表彰した。起業家の経済産業大臣表彰には、手術なしで注射により痔(じ)を治療する新薬を開発したレキオファーマ(那覇市)の奥キヌ子さんが選ばれた。表彰式では、高原慶一朗ユニ・チャーム取締役会会長や沢田秀雄エイチ・アイ・エス会長ら先輩起業家と受賞者による記念シンポジウムも開催され、互いに意見交換した。
 
先輩起業家からは「起業後、3年間は資金調達できる能力が必要」「人材は適材適所で大切にすべきだ」「大手企業との提携は慎重に」などのアドバイスがあった。 高齢化社会に対応した手すり一体型のカウンターを開発した昌和化成(東京都)の芝田由和さんは中小企業庁長官表彰、手のひらサイズの高性能低価格レーザー発生装置を開発したメガオプト(埼玉県)の和田智之さんは、創業・ベンチャー国民フォーラム会長表彰をそれぞれ受賞した。
(共同通信) - 2月14日18時56分更新